Friday, August 03, 2018 10:58 AM

トランプ氏、報道圧力強める ロシア疑惑など批判にいら立ち

 トランプ大統領が自身に批判的なメディアへの圧力を強めている。11月の中間選挙を前に実績をアピールしたいが、ロシア疑惑など不利な報道が続くことへのいら立ちが背景にある。国連からは過剰なメディア攻撃は記者への暴力を誘発するとの懸念も出ている。

 「メディアの大半を占めるフェイク(偽)ニュースは国民の敵だ」。トランプ氏は2日、ツイッターで怒りをぶちまけた。自分に無礼な態度を取ったと見なした記者の排除を側近に命じるなどメディア敵視は強まるばかりだ。

 サンダース大統領報道官は2日の記者会見で、CNNテレビの記者から大統領の姿勢について問われると「経済は好調で、米国が世界で指導力を取り戻しつつある。それにもかかわらず、報道の9割が否定的なことに大統領は不満を持っている」と述べ、偏った報道が原因だと露骨に不快感を示した。(共同)