Tuesday, August 07, 2018 10:48 AM

野田氏、閣僚給与を返納 漏えいで引責、野党は批判

 野田聖子総務相は7日の記者会見で、自身に絡む情報公開請求の漏えい問題の責任を取り、就任した昨年8月から今年7月までの閣僚給与全額約160万円を自主返納すると明らかにした。金融庁から開示決定前に伝えられた請求内容を第三者に漏らし、情報公開制度の所管閣僚として不適切と判断した。野党各党は「前代未聞だ」(立憲民主党の長妻昭代表代行)などと批判した。

 金融庁も7日付で、審議官級の職員ら4人を文書や口頭での厳重注意処分にしたと発表した。

 野田氏は「情報公開法の理解が不十分で、行政に対する信頼を損ねた。前例と比較して相当重くした」と説明した。自民党総裁選に関しては「こつこつやっている」として、引き続き立候補を目指す意向を示した。(共同)