Tuesday, August 07, 2018 10:49 AM

元幹部、脱税手助け認める トランプ陣営、仲間割れ

 2016年米大統領選でトランプ陣営の選対本部長だったマナフォート被告の審理で、同被告と共に起訴された陣営元幹部ゲーツ被告は6日、マナフォート被告の脱税を手助けしたなどと証言し、自身の罪を認めた。米メディアが伝えた。マナフォート被告は脱税などの起訴内容を否認しており、トランプ陣営元幹部の仲間割れが鮮明になった。

 両被告は大統領選にロシアが介入した疑惑を捜査するモラー特別検察官の捜査対象となり、疑惑とは直接無関係の脱税に絡む詐欺などの罪で起訴された。

 ゲーツ被告は南部バージニア州アレクサンドリアの連邦地裁で開かれた審理で、罪を認めて捜査に協力する代わりに刑罰を軽くする司法取引を行ったと証言。政治コンサルタント活動をしていた際にマナフォート被告の指示で、税金を少なくするために海外からの収入を融資と偽る税務書類を作ったなどと述べた。(共同)