Tuesday, August 07, 2018 10:50 AM

マレーシアにも平和憲法を マハティール氏、改正意欲

 福岡を訪問中のマレーシアのマハティール首相は7日、「日本は自衛以外の戦争を拒否している。マレーシアでもそのようにするつもりだ」と述べ、日本の平和憲法にならい、マレーシアの憲法を改正することに意欲を示した。福岡県宗像市で平和について高校生らを対象に講義後、記者団に語った。

 憲法を改正するのかという質問に対し「マレーシアの憲法の一部として、平和(条項)、つまり侵略戦争をしないということを盛り込むことになる」と指摘。時期は「可能な限り早期に」としたが、議会の承認が必要だとし、具体的には明言しなかった。

 陸海空の戦力を持つマレーシア軍の総兵力は約10万人で最高司令官は国王。憲法改正には上下両院それぞれで3分の2以上の賛成が必要となる。(共同)