Friday, August 10, 2018 10:27 AM

アマゾン誘致に期待高まる トロント、第2本社候補地

 インターネット通販大手アマゾン・コムが建設する「第2本社」の20候補地に米国以外で唯一残ったカナダ最大都市トロントで、誘致実現への期待が高まっている。トランプ政権の移民規制強化とは対照的に、カナダは外国人労働者の受け入れに積極的で、ITに強い大学や研究所の存在も追い風とされる。

 シアトルに本社があるアマゾンは第2本社に50億ドル(約5500億円)超を投じ、最大5万人を雇用する。北米とメキシコの計238の都市が名乗りを上げたが、アマゾンは1月にトロントのほか首都ワシントン、ワシントン近郊のメリーランド州モンゴメリー郡、ニューアーク、ボストンなどに絞った。年内に決める見通し。

 アマゾンはITに強い人材を採用できることや、暮らしやすい環境を重視。トロント地区への企業誘致に取り組む団体は「鉄道などの公共交通機関が発達しており、治安も良い」と自信満々だ。(共同)