Friday, August 10, 2018 10:27 AM

米関税で400億円影響も アイシン精機の伊勢社長

 アイシン精機の伊勢清貴社長は10日、東京都内で記者団の取材に応じ、トランプ政権が検討中の自動車や関連部品への高関税が発動された場合、営業利益ベースで年間300億〜400億円程度の影響があるとの試算を明らかにした。

 伊勢社長は貿易摩擦への対応について「どうしても手に入らないものは日本から輸出するが、できるだけ生産を現地化したい。商売するところに恩返しするのが基本だ」と話すとともに「業界全体の問題でトヨタ自動車などと相談し検討したい」と慎重な姿勢を示した。

 米国が既に発動した鉄鋼とアルミニウムへの輸入制限では、年間10億円程度の影響が出る見通しという。(共同)