Monday, August 13, 2018 11:08 AM

米各紙、トランプ氏非難へ メディア攻撃に社説で対抗

 自身に批判的なメディアを「フェイク(偽)ニュース」だと攻撃するトランプ大統領から言論の自由を守るため、全米の新聞社がそろってトランプ氏の姿勢を非難する社説を掲載しようという動きが出ている。100紙以上が16日付の社説で、言論封殺が広がる米社会への危機感を訴える見通しだ。

 ボストンの地元紙ボストン・グローブが、各紙の編集委員に賛同を呼び掛けている。グローブ紙の社説欄を担当するマージョリー・プリッチャード氏はAP通信に、「書きぶりは各紙で異なるとしても、現在のメディア攻撃が憂慮すべきものだという点では認識は同じだ」と語った。

 連帯が広がる背景には、トランプ氏が最近、批判を封じようとメディアへの敵視を強めていることがある。(共同)