Monday, August 13, 2018 11:08 AM

東京五輪の朝、鉄道大混雑 中央大教授が試算

 2020年東京五輪期間中の首都圏の鉄道混雑状況を中央大理工学部の田口東教授(交通ネットワーク)が試算し、13日までにまとめた。朝のラッシュ時に観客の移動が重なると電車の混雑が激しくなり、ホームや改札に人があふれて混乱する可能性があると指摘。「通勤時間帯をずらしたり、観客を競技会場から少し離れた駅に誘導したりする必要がある」と訴えている。

 田口教授によると、首都圏では1日に約4万7000本の電車が運行し、約800万人が利用しており、これに最も競技が多い日で観戦客約65万人が加わる。

 田口教授は国土交通省の統計などを基に、乗客の移動時刻や経路を分析、電車や駅ごとの利用状況をシミュレーションした。(共同)