Wednesday, August 15, 2018 11:17 AM

タリバン襲撃で45人死亡 和平交渉で優位狙い攻勢か

 アフガニスタン北部バグラン州で14日夜、反政府武装勢力タリバンが国軍基地を襲撃、地元メディアによると少なくとも兵士ら45人が死亡した。10日以降に相次いだタリバンの襲撃で、市民も含めた死者は180人以上となった。政府や米国は和平を模索しており、優位な立場で交渉を始めたいタリバンが攻勢を強めているとみられる。

 政府は和平交渉に先駆け、21日ごろから始まるイスラム教の「犠牲祭」の祝日に合わせ、タリバンとの一時停戦を検討しているが、戦闘の拡大で成立するかは不透明だ。

 タリバンは10〜14日、東部ガズニ州の州都ガズニを襲い、AP通信によると、戦闘で少なくとも国軍兵士ら100人、市民35人が死亡した。また、北部ファルヤブ州の国軍基地も14日に襲撃、占拠した。(共同)