Thursday, August 16, 2018 11:00 AM

女性管理職5%未満が4割 政府目標、遠く及ばず

 共同通信社がこのほど実施した主要企業113社アンケートで、自社の管理職のうち女性が占める割合が5%未満にとどまると回答した企業は41%に上った。政府は2020年までに指導的立場に占める女性の割合を30%とする目標を掲げているが、アンケートで30%以上とした企業は計3%で遠く及ばず、厳しい現実を突きつける結果となった。

 5%以上10%未満と回答した企業は27%で、大手企業でも7割近い企業で女性管理職が10%に満たない状況が鮮明になった。女性管理職が企業に浸透するにはまだ時間がかかりそうだ。

 10%以上と答えた企業は計26%。40%以上はゼロだった。業種別では金融業や小売業などを中心に女性管理職の割合が多い企業が目立つ一方で、製造業は低い回答が多かった。「その他・無回答」も6%あった。(共同)