Thursday, August 16, 2018 11:02 AM

カンボジア選挙「不公正」 米、ビザ制限を拡大

 米国務省のナウアート報道官は15日、与党が全議席を獲得した7月末のカンボジア下院選について「自由でも公正でもない」と述べ、同国のフン・セン政権関係者を対象としたビザ(査証)発給制限を拡大すると発表した。

 米政府は昨年12月、フン・セン政権が野党やメディアを弾圧しているとして、ビザの発給制限を始めた。今回の選挙を受け、政権内外を問わず「反民主的な動き」に関与した人物とその家族も対象にするという。

 ナウアート氏はカンボジア政府に対し「独立したメディアや市民団体の役割を認め、国民の融和に向けた行動」を取るよう求めた。(共同)