Thursday, August 16, 2018 11:04 AM

タリバンら攻勢で79人死亡 アフガン治安悪化

 アフガニスタンの北部や首都カブールで14〜15日、襲撃や自爆テロが相次ぎ、少なくとも79人が死亡した。10日以降、反政府武装勢力タリバンなどの攻撃が続き、市民や国軍兵士らの死者は計210人以上となった。政府や米国が和平を模索する中、優位な立場を確保したいタリバンが攻勢を強めているとみられ、急速に治安が悪化している。

 政府は21日ごろから始まるイスラム教の「犠牲祭」の祝日に合わせ、タリバンとの戦闘中断を検討しているが、実現するか不透明だ。

 北部バグラン州で14日夜、タリバンが国軍基地を襲撃し、地元メディアによると少なくとも兵士ら45人が死亡した。(共同)