Friday, August 17, 2018 10:22 AM
「署員に言わなくていい」 短時間で逃走、事前計画か
大阪府警富田林署から勾留中の無職樋田淳也容疑者(30)が逃走した事件で、弁護士との接見を終える際、樋田容疑者が「自分で終了したと伝えるので、署員に言わなくていい」との趣旨の話をしていたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。同署では接見に来た弁護士に、終了したら署員に声を掛けるよう依頼していた。短時間で逃走したとみられ、府警は、樋田容疑者が事前に計画していた可能性があるとみている。
捜査関係者によると、弁護士との接見は12日午後7時半ごろ始まり、8時ごろ終了。その約30分後、署南側の道路の防犯カメラに、服装や体格が樋田容疑者とよく似た男が写っていた。署員が接見室に誰もいないのに気付いたのは、午後9時45分ごろだった。
接見室には弁護士側の扉が開くとブザーが鳴る装置を設置。同署では「弁護士が声掛けするので不要」として電池を抜いていた。樋田容疑者と面会した弁護士は退出の際、署員へ声を掛けることはなく、署員は終了を把握していなかった。(共同)
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