Monday, August 20, 2018 11:16 AM

メッカ大巡礼が最高潮 信者200万人集結

 イスラム教最大の聖地、サウジアラビア西部メッカへの大巡礼(ハッジ)が20日、最高潮を迎えた。サウジ当局によると世界各地から200万人以上の巡礼者が、預言者ムハンマドが最後に説教をしたとされるメッカ郊外のアラファト山などに集まり、祈りをささげた。

 ハッジは、1日5回の礼拝などと並ぶイスラム教徒の義務「五行」の一つで、財力や体力があれば生涯に一度行うことが求められている。巡礼者は20日までに、聖モスクにあるカーバ神殿を左回りに7周するなどの儀式を手順に沿って行った。

 ハッジを巡っては、2015年に2000人以上折り重なって死亡する事故も発生しており、サウジ当局は警戒している。(共同)