Monday, August 20, 2018 11:17 AM
ACSA協議開始で一致 日印防衛相、対中けん制
小野寺五典防衛相は20日(日本時間同)、訪問先のインド・ニューデリーでシタラマン国防相と会談し、自衛隊とインド軍が物資や役務を円滑に融通し合う物品役務相互提供協定(ACSA)の締結へ協議を始めることで一致した。燃料、弾薬などの提供の円滑化を図る協定。両国は具体的な防衛協力を進めることで、インド洋への進出を強める中国をけん制する狙いがありそうだ。
小野寺氏は会談後、記者団に「安全保障分野の日印協力は地域の安定にとっても重要だ。今後とも防衛協力を深化させたい」と述べた。
双方は、自衛隊とインド軍の協力拡充に関し、今秋に実施する陸上自衛隊とインド陸軍の初めてとなる共同訓練の準備が進展していることを確認した。航空自衛隊が米国、インド両空軍の共同訓練にオブザーバー参加することでも合意した。(共同)
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