Monday, August 20, 2018 11:17 AM

玉城氏、知事選出馬の意向 沖縄、辺野古巡り一騎打ち

 自由党の玉城デニー幹事長(58)=衆院沖縄3区、4期=は20日、9月30日投開票の沖縄県知事選への立候補を目指す意向を明らかにした。同県沖縄市で記者団に「出馬の方向性を限りなく探る」と明言した。玉城氏が立候補すれば、安倍政権が支援する前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)と事実上の一騎打ちとなる見込みだ。佐喜真氏は20日、公明党県本部と政策協定書に調印した。知事選は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設が争点となる見通しだが、協定では移設の是非には触れなかった。

 玉城氏は、関係者に対し「立候補することになれば、全力で頑張る」と伝えたことも明らかにした。後援会や、所属する自由党の小沢一郎共同代表と相談して、早ければ週内に最終判断する方針だ。小沢氏からは「選挙は勝つことが第一だ。支援関係を確認し、決意したら連絡してほしい」と伝えられたという。

 玉城氏は、故翁長雄志知事が、地元小売り・建設大手「金秀グループ」の呉屋守将会長(69)とともに後継の知事候補として指名していた。関係者によると、呉屋氏は玉城氏を支援する姿勢を示している。(共同)