Tuesday, August 21, 2018 10:52 AM

暑さ対策で新たな試み 「アイスベスト」着用も

 アジア大会が開かれているジャカルタから北西へ400キロ以上離れたスマトラ島の分散開催都市、パレンバンの暑さはひときわ厳しい。最高気温はジャカルタよりも3度ほど上回り、湿度も高い。選手から「蒸し暑くて東京の夏に似ている」という声もあり、2年後の東京五輪を見据え、あの手この手で新たな対策を講じている。

 強い日差しが照りつけるテニスコート。20日の男女シングルス2回戦に登場した日本代表はゲーム間の休憩の際に青いベストを着用した。日本テニス協会が新たな試みで準備した「アイスベスト」。胸や腰、肩などの部分に保冷剤が入っており、上半身の熱を逃がせるよう工夫した。

 女子の加藤未唯(ザイマックス)は「首だけを冷やすのとは違う。今後も使っていきたい」と高評価。穂積絵莉(橋本総業)はシャーベット状の清涼飲料も摂取するようにしており「外からも内からも冷やされて、かなり楽にプレーできる」と効果を実感している。(共同)