Tuesday, August 21, 2018 10:56 AM
米海兵隊で不正確報告横行 軍用機即応性で調査
米国防総省の監察官は20日までに、米海兵隊の飛行隊が、任務遂行に必要な整備ができているかなど軍用機の「即応性」に関し不正確な報告をしていたとする調査結果をまとめた。9割の飛行隊長が機体の現状を正しく報告していなかったという。
監察官は報告の手続きや「適正な状態」の定義などがあいまいなことが原因だと指摘、海兵隊に改善を求めた。国防総省のマニング報道部長は20日「各軍で即応性維持に向けた態勢を強化することを重要視している」と述べた。
調査はFA18戦闘攻撃機とCH53E大型輸送ヘリコプターを運用する10飛行隊を対象に実施。国防総省によると、各飛行隊の隊長は上級部隊に対し、運用機の即応性について一定期間内に報告することが義務付けられている。しかし、5割の飛行隊が任務遂行可能な機体数を水増ししていたほか、4割が機体にきちんと装備がなされているかを正しく報告していなかった。(共同)
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