Tuesday, August 21, 2018 10:58 AM

障害者水増し、数千人規模 複数官庁で実雇用0%台

 中央省庁が雇用する障害者数を水増ししていた問題で、国のガイドライン(指針)に反して昨年の雇用者に算入していた人数が各行政機関合わせて数千人規模に上ることが分かった。水増し分を除いた実際の雇用率が0%台になる官庁が複数あることも判明。財務省や経済産業省が水増ししていたことや、法務省と気象庁でも障害者手帳などを確認せずに雇用率に算入していた疑いが判明し、計7省庁に拡大した。

 複数の政府関係者が21日、明らかにした。厚生労働省は一部で法定雇用率達成のために意図的に不正が行われた疑いもあるとみて調べている。野党は徹底調査を求めた。

 静岡県なども21日、指針違反を発表し、都道府県では計10県となった。(共同)