Tuesday, August 21, 2018 10:59 AM

台湾、エルサルバドル断交 蔡政権下で5カ国目

 台湾の呉外交部長(外相)は21日、同日付でエルサルバドルと断交したと発表した。中国とエルサルバドルは同日、北京で外交関係を結び、国交樹立の文書に署名した。台湾独立志向の民主進歩党(民進党)の蔡英文政権が2016年5月に発足して以降、台湾との断交は5カ国目。

 台湾と外交関係のある国は17カ国と過去最少になり、国際社会で台湾を孤立させる中国の戦略が際立っている。

 呉氏は中国による資金支援があったとして「金銭外交」を非難した。また、蔡総統が中南米への外遊に出発した8月中旬に国交樹立への動きが顕著になったと指摘。中国が外遊の機会を狙い撃ちしたとの見方を示した。(共同)