Wednesday, August 22, 2018 11:08 AM

ヘビー級注目の全勝対決へ フューリーとワイルダー

 ボクシングのヘビー級で注目の全勝対決が実現する運びとなった。世界主要3団体のベルトを巻いた実績のあるタイソン・フューリー(英国)が18日に英国のベルファストでの試合で勝利。リング上で世界評議会(WBC)王者デオンテイ・ワイルダー(米国)に「最強と最強の闘いだ」と対戦を呼び掛けられ、フューリーが「KOしてやるよ」と応じた。

 複数のメディアによると、11月にも米国でWBC王座を懸けて両雄が激突するという。ワイルダーは世界主要3団体でタイトルを持つアンソニー・ジョシュア(英国)との4団体王座統一戦で合意したと報じられたが、頓挫。フューリーが「俺たち2人は誰とでも闘うぜ」と言ったのは、ワイルダー戦を見送ったジョシュアへの皮肉だ。

 2015年に当時君臨していたウラジーミル・クリチコ(ウクライナ)を撃破し、一躍スターとなったフューリーだが、その後は精神的なトラブルを抱えて約2年半、実戦から遠ざかった。30歳で迎える3年ぶりの世界戦で持ち味のアウトボクシングを発揮できるか。(共同)