Wednesday, August 22, 2018 11:09 AM

EV充電、日中で世界規格 20年実用化へ共同開発

 電気自動車(EV)の急速充電器の次世代規格を日本と中国が共同開発し、世界標準を目指すことで合意した。2020年ごろに実用化する。世界的に自動車の環境規制が厳しくなる中、日中や欧米が規格を巡ってしのぎを削っている。急速充電器の設置数で現在9割超のシェアを持つ日中が規格を統一することにより、主導権争いで一歩リードできそうだ。

 日本独自の規格「CHAdeMO(チャデモ)」を推進するチャデモ協議会が22日、発表した。中国側と28日に北京で共同開発に向けた覚書に調印する。同協議会は自動車や部品のメーカー、電力会社などが会員となっている。

 急速充電器には、チャデモのほか中国の「GB/T」、欧米勢の「コンボ」といった規格がある。設置数はGB/Tが圧倒的に多い。(共同)