Wednesday, August 22, 2018 11:11 AM

米中関税第2弾、23日発動 互いに160億ドル相当

 米国と中国は23日、年約160億ドル(約1兆8000億円)相当の互いの製品にそれぞれ25%の追加関税を課す第2弾の制裁を同時に発動する。高関税の応酬は止まらず、貿易摩擦は泥沼化している。米メディアによると、米中は22〜23日に事務レベルで貿易問題を協議する見通しだが、双方の主張は隔たりが大きく難航するとみられる。

 米国は中国による米企業の技術移転強要などを問題視し、知的財産侵害への対抗策で7月に340億ドル相当の中国製品に追加関税を課した。中国は同規模の報復措置を講じ、米中の追加関税の対象額はそれぞれ計約500億ドルとなる。

 トランプ大統領は中国から譲歩を引き出そうと強硬姿勢を堅持する一方、米国の産業界では摩擦激化への懸念が日増しに強まっている。(共同)