Wednesday, August 24, 2016 9:53 AM

献金は面会の対価か クリントン氏に新たな火種

 AP通信は23日、大統領選の民主党候補クリントン氏が国務長官在任中に面会したり、電話で話したりした民間人154人のうち少なくとも85人が、同氏が一族で運営する慈善団体「クリントン財団」に献金したと報じた。献金が面会などの対価となっていたとの見方が強まったとしており、クリントン氏は新たな火種を抱えた形だ。

 総額は1億5600万ドル(約156億5000万円)に上るという。APは面会者らの半数以上が献金していたことについて「異常な割合」とし、大統領になった場合に倫理上の問題を生じさせる可能性があると指摘した。

 財団を巡っては、多額の寄付をしている人物が米政府関係者に会えるよう、財団幹部がクリントン氏側近に依頼したなどとの癒着疑惑が既に取り沙汰されている。(共同)