Thursday, August 23, 2018 10:40 AM

日本政府は米中に懸念 「対立泥沼化」止められず

 日本政府は、米中による第2弾の制裁関税発動が世界経済に一段と悪影響を及ぼす恐れがあるとして懸念している。だが、両国の対立の泥沼化は止められそうにない。米国に対しては、中国の知的財産権侵害などを懸念する立場で一致するが、その手法を巡っては「力にものを言わせるやり方で中国を変えるのは無理だ」(通商関係者)と否定的な声が根強い。

 中国は進出する外国企業に技術移転を強要したり、国内企業に不当な補助金を拠出したりしており、各国から問題視されている。

 日本は、中国の政策が米中貿易摩擦の最大の原因になっていると主張し、米欧の貿易担当相と調整しながら世界貿易機関(WTO)のルールを通じて問題を解決しようとしている。(共同)