Tuesday, August 28, 2018 11:05 AM
米メキシコNAFTA合意 車部品調達率75%に上げ
トランプ政権は27日、カナダ、メキシコとの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を巡り、メキシコとの2国間協議で基本合意したと発表した。米通商代表部(USTR)によると、焦点だった自動車の関税をゼロにする基準で、域内からの部品調達比率を現行の62・5%から75%に引き上げる。域内での生産を促すのが狙いだ。米政府高官は週内にカナダとの妥結を目指す考えを示した。
米とメキシコの2国間の合意がそのまま3カ国の協定に反映されれば、現地で生産する日本の自動車メーカーは域外からの部品を使いにくくなり、経営戦略に大きな影響を与える可能性がある。
トランプ大統領は27日、「貿易と米国にとって重要な日になった」と成果を強調。協定の名称を「NAFTA」から「米メキシコ貿易協定」に変更したいとの考えを示した。カナダを外してメキシコとの2国間協定にする可能性にも言及し、残されたカナダとの協議で譲歩を迫った。(共同)
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