Wednesday, August 29, 2018 12:27 PM
空飛ぶ車、20年代実現目標 年内に工程表、開発急ぐ
政府は29日、人を乗せて空を移動する「空飛ぶ車」の実用化を目指す官民協議会の初会合を東京都内で開いた。2020年代の実現を目指し、年内に工程表をまとめて開発を急ぐ。電動で垂直に離着陸し、自動運転の飛行を想定。海外との開発競争を勝ち抜くため、法制度の整備や研究開発支援の在り方を議論する。20年東京五輪・パラリンピックに照準を合わせる団体も参加した。
空飛ぶ車は道路や橋など既存のインフラに頼らずに移動でき、都市の渋滞緩和のほか、離島や中山間地域の移動手段、災害支援などに役立つと期待されている。経済産業省幹部は「海外でも多くの企業が開発に進出している。日本でも実現を推進する」と強調した。
会合には航空行政の専門家のほかANAホールディングス、日本航空、SUBARU(スバル)などの国内企業関係者が参加。米配車大手ウーバー・テクノロジーズなど海外企業も加わった。(共同)
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