Thursday, August 30, 2018 11:06 AM

カジノ管理委、来夏発足 19年度概算で95人要求

 統合型リゾート施設(IR)内につくるカジノの規制を担う「カジノ管理委員会」を巡り、政府が2019年7月1日に発足させる方向で調整に入ったことが29日分かった。19年度予算の概算要求で、職員を95人規模とするなど関連経費60億円を盛り込んだ。

 管理委は、7月に成立したIR整備法で規定。カジノが適正に運用されているかを監督し、ギャンブル依存症対策も担う組織だ。IR実現に向けた政府の態勢づくりの一環。

 管理委は特定の大臣の指示を受けず、事業者の法令違反があった場合に免許を取り消せるなど独立した権限を持つ。発足後、カジノ場の面積やゲームの種類などに関する規則づくりに着手。20年度以降は、全国で最大3カ所を整備するカジノの認可を審査する。カジノ開業後は週3回を上限とする日本人の入場制限などが厳守されているかどうかを現場に常駐して監視。業務内容に合わせ、予算や人員を段階的に拡大する。(共同)