Thursday, August 30, 2018 11:08 AM

南北鉄道の試験運行不許可 国連司令部、米意向反映か

 韓国と北朝鮮が将来的な鉄道連結に向け、実際に列車を南北間で運行して線路の状況などの共同現地調査を実施しようとしたものの、南北間の非武装地帯(DMZ)を管理する国連軍司令部が不許可としていたことが30日、分かった。韓国紙ハンギョレなどが伝えた。

 国連軍司令官は在韓米軍司令官を兼ねており、不許可の背景には非核化が進展しないまま南北関係が急速に進展することを懸念する米国の意向が反映されているもようだ。韓国統一省関係者は30日、関係国、機関との意思疎通を強化しながら進めていると強調した。

 韓国メディアによると、韓国側が今月下旬、機関車に客車などを連結した韓国の列車をソウル駅から走らせ、開城や平壌を経由して中国との国境に接する新義州まで試験運行する計画を立て、国連軍司令部に通知したが承認されなかった。(共同)