Tuesday, September 04, 2018 11:07 AM

加州のPEV販売、30年目標の8.6%に

 2030年までにプラグイン・ハイブリッド車(PHV)と電気自動車(EV)を合わせたプラグイン電動車(PEV)の販売500万台を目指しているカリフォルニア州で、18年上半期までにPEVの累積販売が目標の8.6%に達した。EVは4.4%となった。

 グリーンカー・コングレスによると、州雇用&経済センターは最新報告書で、18年4〜6月期のPEV販売が前年同期の2万2427台から3万5466台に増え、17年10〜12月期からは8255台増加したことを明らかにした。この結果PEVの市場シェアは前年の4.3%から6.9%に拡大した。EVは前年の1万1828台から1万9358台に増え、シェアは2.3%から3.7%に拡大した。

 プラグイン以外のハイブリッド車(HV)販売は2万4321台から2万595台に減少し、シェアは4.7%から4.0%に縮小した。

 4〜6月期のPEVの伸びの主因としては、消費者がHVを購入する代わりに代替燃料車のプラグインへのシフトを受け入れていることと、テスラが受注済み「モデル3」の大量出荷をようやく開始したことの2点が挙げられている。

 加州でのテスラ製EVの販売は17年4〜6月期から9815台増え、このうち8951台は前年に受注した「モデル3」の出荷だった。

 同報告書は、通常の車両の回転率と州外への転出者を考慮すると、30年の目標を達成するにはPEVの販売は今の3.9倍、ゼロエミッション車の販売は7.8倍が必要と見ている。