Tuesday, September 04, 2018 11:27 AM

国民民主、新代表に玉木氏 党勢拡大、野党共闘が課題

 国民民主党は4日の臨時党大会で、新代表に玉木雄一郎共同代表(49)=衆院香川2区、当選4回=を選出した。任期は2021年9月末までの3年。来年夏の参院選へ、低迷する党勢の拡大や野党共闘の実現が課題となる。玉木氏は記者会見で、他の野党勢力に統一会派結成を呼び掛ける考えを表明。安倍政権に対峙するため、野党協力を重視する意向を示した。連携の要となる幹事長をはじめ新執行部の人事が焦点となる。

 会見で玉木氏は、参院選改選1人区の対応に関し「国民が分かりやすい構図が大切だ」と指摘し、野党間で候補者を1人に絞るのが重要だとの認識を重ねて示した。「選挙と国会対応はできる限り一枚岩でやる」とも語った。秋に想定される臨時国会までに統一会派結成を働き掛けると強調した。

 執行部人事については、11日に両院議員総会を開催し、正式決定すると明らかにした。先の通常国会で野党第1党の立憲民主党と意思疎通が図れなかった反省から、国民内では古川元久幹事長の交代を求める声が出ている。玉木氏は新執行部の人選に関し「適材適所だ」と述べるにとどめた。(共同)