Tuesday, September 04, 2018 11:30 AM
中国序列3位が訪朝へ 建国70年、習主席は見送り
中国共産党中央対外連絡部は4日、党序列3位の栗戦書・全国人民代表大会(全人代)常務委員長(国会議長)が8日から北朝鮮を訪問すると発表した。習近平国家主席(共産党総書記)の特別代表として9日の北朝鮮建国70年の祝賀行事に参加する。中国最高指導部メンバーの訪朝は2015年10月の共産党序列5位の劉雲山政治局常務委員以来約3年ぶり。習氏自らが訪朝するとの観測もあったが、見送った。
非核化を巡る米朝交渉が膠着、朝鮮半島情勢の不透明感が強まる中、軍事パレードも予定される祝賀行事への習氏参加は適切でないと判断した可能性がある。同時に、栗氏派遣で北朝鮮側に最大限の配慮を示し、中朝の関係強化への意思を伝える狙いだ。
栗氏は訪朝期間中、金正恩朝鮮労働党委員長と会談するとみられる。金氏は今年に入り、3度訪中して習氏と会談し、早期訪朝を招請していた。北朝鮮国営メディアも4日夜、朝鮮労働党と北朝鮮政府の招請により栗氏が訪朝すると報じた。(共同)
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