Wednesday, September 05, 2018 11:18 AM

アフガン和平へ圧力強化 米、パキスタンに転換要求

 ポンペオ米国務長官は5日、パキスタンの首都イスラマバードを訪問した。アフガニスタンの和平に向けて反政府武装勢力タリバンとの折衝を始めた米政権は、パキスタンが水面下でタリバン強硬派を支援しているとみており、パキスタンのカーン新政権が姿勢を転換するよう圧力を強める。

 8月の新政権発足後、米閣僚のパキスタン訪問は初めてで、ポンペオ氏はカーン首相と会談する見通し。米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長が同行した。

 米国防総省は、パキスタンに武装勢力との関係を絶つよう求めてきたが進展が見えないとして、同国への軍事援助3億ドル(約330億円)の打ち切りを決めたばかりだ。(共同)