Thursday, September 06, 2018 10:50 AM

東北の酒で復興アピール フィンランド、風評払拭を

 フィンランドで6日、地元の飲食業者らに東北地方の日本酒を振る舞う行事が開かれた。復興庁の主催で、現地訪問中の吉野正芳復興相も参加。東日本大震災や東京電力福島第1原発事故からの復興をアピールし、被災地の地場産品をトップセールスすることで欧州での風評被害を払拭するのが狙い。

 会場は首都ヘルシンキのレストランで、地元政府関係者らも含め約50人が参加した。復興相は日欧の食品安全基準を比べたパネルを示しながら、日本の食品の安全性を強調。風評被害の払拭が課題だとし「日本のおいしいものを楽しんでもらうことが復興を支援することになる」と話した。

 牛肉やホタテの料理と共に用意されたのは豊国酒造(福島県)の一歩己・純米吟醸、南部美人(岩手県)の南部美人・純米大吟醸、大沼酒造店(宮城県)の乾坤一・純米酒など東北3県の9種の日本酒。(共同)