Thursday, September 06, 2018 10:51 AM

自民総裁選7日告示 9日まで地震対応優先

 自民党総裁選は7日午前に告示される。安倍晋三首相=総裁=(63)、石破茂元幹事長(61)の2氏が立候補を届け出て、一騎打ちとなる見通しだ。震度7を観測した北海道の地震対応を優先するため、党総裁選挙管理委員会は6日、立候補者による所見発表演説会と共同記者会見を7日から10日に延期する方針を決定。両陣営は出陣式を含めた選挙活動を9日まで中止する。次の総裁は20日の投開票で選出される。

 総裁選は議員票(405票)と地方票(同)の計810票で勝敗を決する。地方票は従来300票に固定されていたが、2014年に国会議員票と同数に規定を変えた。12年の総裁選では、首相が石破氏に地方票で後れを取ったが、国会議員票で逆転して総裁になった経緯がある。

 6日の総裁選管理委では、7日告示、20日投開票の日程は変更しないことと、党員の選挙人数が計104万2647人で確定したと了承した。16日に北海道で予定していた演説会は仙台市で実施するのを確認したほか、9日の党青年局・女性局主催の討論会は14日に変更することを検討している。8日の日本記者クラブ主催の討論会と、東京都内での街頭演説は日程を再調整する。(共同)