Friday, September 07, 2018 10:30 AM

アサド政権が化学兵器準備 米国務省高官「証拠ある」

 米国務省でシリア担当特別顧問を務めるジム・ジェフリー氏は6日、シリアのアサド政権が反体制派最後の主要拠点である北西部イドリブ県で化学兵器使用の準備をしている多くの証拠があると明らかにした。ロイター通信などのインタビューに答えた。

 同時に、米国の目標は、過激派組織「イスラム国」(IS)を壊滅させ、シリアに展開するイラン勢力を確実に排除することだと強調し、「年内にシリアから駐留米軍を撤収することはない」と述べた。トランプ大統領は以前、早期撤収に意欲を示していたが、駐留継続に同意しているという。

 米政府は4日「アサド政権が化学兵器を使用すれば対抗措置を取る」と警告しており、ジェフリー氏は「警告に値する十分な証拠がある」と指摘した。(共同)