Friday, September 07, 2018 10:32 AM

ロイター記者の釈放要求 インドネシア人記者ら

 ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャの取材を巡り、ロイター通信の記者2人が国家機密法違反罪で禁錮7年の判決を受けた問題で、インドネシアの記者らが7日、首都ジャカルタのミャンマー大使館前で2人の釈放を求め、抗議の座り込みをした。

 主催した記者組織「独立ジャーナリスト連盟」のメンバーらは、黒の粘着テープを手首に巻いたり、口に貼り付けたりして抗議の意思を示した。「彼らは犯罪者ではない。自分の仕事をしただけだ」「報道の自由のために闘う」と声を上げた。

 インドネシアでは、30年以上続いたスハルト大統領の長期独裁体制下、政府を批判した週刊誌が発禁処分になるなど報道の自由が制限されていたが、1998年の政権崩壊で民主化が進んだ。(共同)