Monday, September 10, 2018 10:31 AM

トランプ氏、首脳会談に意欲 「前向き」北朝鮮を評価

 北朝鮮が建国70年の軍事パレードで弾道ミサイルを登場させず、抑制的な内容にとどめたことに対し、トランプ大統領は9日のツイッターで「北朝鮮の非常に前向きな意思表明だ」と高く評価した。「2人の対話に勝るものはない」として金正恩朝鮮労働党委員長との再会談の意思も強調、非核化前進に強い意欲を示した。

 一方8日に平壌で金氏と会談したロシアのマトビエンコ上院議長は10日同国メディアに、金氏は非核化に向けた行動の見返りに米国が相応の行動をとることを待っている、と述べた。

 政権の審判となる中間選挙を11月に控えるトランプ氏は北朝鮮核問題の進展で支持回復を狙う考え。金氏も韓国側に、トランプ氏の1期目任期が終わる2021年1月までに非核化を実現したいとの考えを伝えており、協議が一気に加速する可能性もありそうだ。(共同)