Thursday, August 25, 2016 10:02 AM

自動運転タクシーを試走 18年商用化へシンガポール

 シンガポールで25日、自動運転タクシーの実証試験が始まった。ベンチャー企業などが三菱自動車の電気自動車(EV)「アイ・ミーブ」などを使って公道で実施。緊急時に備え運転席に1人が乗車するが、運転はコンピューター任せだ。シンガポール政府の支援も受け、2018年までに最大千台規模で商用化する目標を掲げる。

 タクシーの屋根にあるレーダーで周囲の障害物を検知。ダッシュボードに備え付けたカメラ3台で信号や交差点を認識する。試験は最高時速30キロにとどめ、乗降場所は約6キロの区間内の12カ所に限定する。

 年内はアイ・ミーブとフランス・ルノーのEVの計6台で実施。今のところ乗客は一部に限定し、一般客は利用できない。スマートフォンのアプリで呼び、当面は無料だという。(共同)