Tuesday, September 11, 2018 10:55 AM

中露、南北対話に期待 朝鮮半島問題で連携

 中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は11日、ロシア極東ウラジオストクで会談し、朝鮮半島問題の政治的解決に向け緊密に連携する方針を改めて確認した。18日から開かれる南北首脳会談に関し、中露の提案に沿う形での進展への期待を表明、北朝鮮の後ろ盾として存在感を示した。

 プーチン氏は会談後の共同記者発表で、北朝鮮の非核化について「中露が合意した行程表に基づき、政治・外交的な解決に向け共に努力を続ける」と指摘。「(中露両国が)韓国と北朝鮮の指導部による関係修復の努力を支持し、次回の南北首脳会談の成功に期待している」と述べた。

 一方、習氏はトランプ政権を念頭に「中露は共に単独主義や保護貿易主義に反対する」とけん制。プーチン氏は会談で両国の貿易額が今年、1000億ドル(約11兆1000億円)に達するとの見通しを示し、両国の結び付きを強調した。両氏は極東開発に関しても協議した。(共同)