Tuesday, September 11, 2018 10:55 AM

米朝首脳再会談、年内にも 金氏が書簡、調整開始

 サンダース米大統領報道官は10日の記者会見で、トランプ大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長から書簡を受け取ったと発表した。トランプ氏との再会談を要請する内容で、実現に向けて既に調整を始めたと説明。ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は年内に実施する可能性を示唆した。

 6月の史上初の米朝首脳会談以降、非核化交渉が停滞する中、金氏との再会談に応じる方針を表明することで、金氏に早期の非核化に向けて具体的行動を促す狙いがあるとみられる。

 一方、米国のビーガン北朝鮮担当特別代表は11日、ソウルで韓国の文在寅大統領や康京和外相、趙明均統一相とそれぞれ会談した。南北首脳会談を控える韓国側と、南北融和は非核化と同時に進めるとの共同歩調を確認した。トランプ政権は北朝鮮に具体的行動を促す環境を整えるため、関係国との調整を本格化させる。ビーガン氏は中国、日本も訪問する。(共同)