Wednesday, September 12, 2018 11:42 AM

三菱マテ3子会社起訴 データ改ざん、虚偽表示罪

 非鉄大手三菱マテリアルグループの製品データ改ざん事件で、東京区検は12日、不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪で、法人としての子会社3社を起訴し、うち2社の前社長2人を在宅起訴した。捜査した東京地検特捜部が明らかにした。

 三菱マテリアルが3月に公表した最終報告書は、納期のプレッシャーや検査担当者不足が背景にあったと指摘。特捜部は、前社長2人はトップの地位にありながら不正に深く関与したとして、刑事責任を問う必要があると判断したもようだ。

 三菱マテリアルは「改めて深くおわびする。再発防止と信頼回復に努める」とコメントした。(共同)