Wednesday, September 12, 2018 11:43 AM

安倍首相、10月訪中へ 習氏「歓迎」と表明

 安倍晋三首相は12日午前(日本時間同)、中国の習近平国家主席とロシア極東ウラジオストクで会談した。両首脳は、首相の10月訪中へ調整を進め、首脳往来を加速させることで一致。習氏は訪中を歓迎すると表明した。日中平和友好条約の発効40周年に当たる10月23日が軸となる。北朝鮮の非核化での緊密連携や、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」を巡る第三国での協力を進める方針も確認した。

 首脳往来を巡り、首相は来年6月の大阪での20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせた習氏の来日を想定している。首相は習氏の訪日を要請。習氏は「留意する」と応じた。首相は10月訪中を見据え、経済や安全保障などあらゆる分野で協力を進める考えだ。両首脳の会談は、昨年11月にベトナムで行って以来。

 会談後、首相は記者団に「日中が友好協力関係を深めていくとの共通認識を確認した。日中関係を新たな段階に押し上げ、北東アジアの平和と繁栄の礎を築き上げていきたい」と強調した。(共同)