Thursday, September 13, 2018 10:33 AM

温暖化「サミット」始まる 不参加のトランプ政権批判

 地球温暖化対策を話し合う国際会議「気候行動サミット」がカリフォルニア州サンフランシスコで12日始まった。米メディアによると、国際的な枠組み「パリ協定」からの離脱を表明したトランプ政権の関係者は不参加。民主党所属の市長や出席者からは、気候変動問題に消極的な政権を「頼ることはできない」と批判する声が相次いだ。

 「ホワイトハウスは(温暖化対策で)指導力を欠いており、各自治体が懸命に取り組んでいる」。サミットの一環として開かれた大都市ネットワーク「世界大都市気候先導グループ」(C40)の会合で、ロサンゼルスのガーセッティ市長がこうアピールすると、大きな拍手が起きた。ステージ上にはピッツバーグなど民主党の4市長が並び、シアトルのダーカン市長はトランプ大統領の姿勢に「危機感を抱いている」と訴えた。

 民主党支持者として知られる環境活動家のステイヤー氏は、カリフォルニア州のブラウン知事が10日に化石燃料発電の全廃を目指す州法に署名したことに触れ、取り組みをたたえた。ステイヤー氏は私財を投じた広告でトランプ氏弾劾を呼び掛けている。(共同)