Thursday, September 13, 2018 10:34 AM

米、中国に協議再開提案 貿易問題で数週間中と報道

 ダウ・ジョーンズ通信は12日、トランプ政権が中国に対し、貿易摩擦の緩和を模索するため閣僚級協議の再開を提案したと報じた。ムニューシン米財務長官と中国の劉鶴副首相がワシントンか北京で数週間中に会談する可能性があるという。

 米政権は、知的財産権の侵害を理由に年2000億ドル(約22兆円)相当の中国からの輸入品に第3弾の追加関税を課すことを検討しているが、発動前の協議を検討している。

 米国は既に計500億ドル相当の輸入品に25%の追加関税を課し、トランプ大統領は輸入品全てに課す可能性も示している。米側は中国が協議に応じた場合、巨額の制裁関税を振りかざし、大幅な譲歩を迫るとみられる。ただ、中国側は米側が納得するだけの案を示すかは不透明だ。(共同)