Thursday, September 13, 2018 10:35 AM

ターミナル21日全面再開へ 関空、連絡橋鉄道も

 関西空港を運営する関西エアポートの山谷佳之社長は13日、同社で記者会見し、台風21号で浸水し閉鎖が続いていた第1ターミナルビルの南側エリアとA滑走路の運用を14日に再開すると発表した。北側は21日をめどとしており、第2ターミナルビル・B滑走路と合わせて全面再開を目指す。また破損した連絡橋の鉄道部分を保有する新関西国際空港は、鉄道施設に大きな損傷が認められなければ、21日にも運転が再開されると明らかにした。

 関空の施設やアクセス復旧が進むが、国土交通省は、運航便数が被災前の水準を回復するにはなお時間がかかるとしている。既に関空発着便の振り分けとして、大阪(伊丹)空港で40便、神戸空港で30便の増便が決まっており、石井啓一国土交通相は13日、記者団に「当面この決定で行きたい」と述べ、全面復旧までの対策として必要との考えを示した。

 関西エアによると、貨物を扱う専用地区は停電や建物の損傷などの被害があり、復旧の見通しは立っていない。(共同)