Thursday, August 25, 2016 10:05 AM

コロンビア和平最終合意 半世紀ぶり内戦終結へ

 50年余りにわたった内戦終結に向けて和平交渉を進めてきたコロンビア政府と左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)は24日、キューバの首都ハバナで最終合意に達したと発表した。22万人ともいわれる犠牲者を出した中南米最大の内戦が終結する見通し。

 サントス大統領は24日の演説で「今日は、戦争の苦しみ、痛み、悲劇の終わりの始まりの日だ」と述べ、和平交渉の成果を強調した。9月にコロンビアで正式な署名式典が行われるとみられる。

 今後FARC要員は特定の地域に集められて180日以内に武装解除を完了するほか、社会復帰のための教育や職業訓練が実施される。和平合意は国民投票にかけられるが、世論調査によると、賛成が多数を占める可能性が高い。サントス氏は10月2日に国民投票を実施する考えを示した。(共同)