Tuesday, September 18, 2018 10:39 AM

電池メーカーのファラシス、欧州に工場開設へ

 電池メーカーのファラシス・エナジー(Farasis Energy、カリフォルニア州)は、欧州にバッテリーセルの工場を建設する。

 同社のプレスリリースによると、同社はこのほどシリーズCの投資ラウンドを終了し、10億ドル以上を調達した。今回の資金を世界規模のバッテリー生産能力増強に充てる予定。そのうち、2021年に欧州の大手自動車メーカーへの製造支援を開始する予定の「ヨーロピアン・マニュファクチャリング・センター」の実現可能性調査と候補地の評価に関しては終了したという。

 ファラシスのユー・ワンCEOは「欧州拠点の設置を楽しみにしている。現在は、リチウムイオン電池やモジュール、システムの大規模製造施設の場所選定を進めているところだ」と話している。

 ファラシスは、自動車用、産業用、電力貯蔵システム用の先進リチウムイオン電池セル、モジュール、大規模電池システムを開発、製造を手がける。18年7月には電力量換算で年間生産能力20ギガワット時(GWh)の工場を中国に開設した。同時に今回の欧州製造拠点のプロジェクトを正式に始動させ、ドイツのシュツットガルトにオフィスを開いた。

 欧州の新工場は、同社がEVの大手メーカーに向けて生産能力を対応させる新たな戦略の一部。同社は18年から19年にかけての世界規模の増産計画を発表すると表明している。

http://www.koreaittimes.com/news/articleView.html?idxno=85770