Tuesday, September 18, 2018 11:04 AM

前沢氏、民間初の月旅行へ 23年、スペースXで

 宇宙ベンチャー「スペースX」は17日(日本時間18日)、開発中の大型ロケット「ビッグ・ファルコン・ロケット(BFR)」で月の周囲を飛行する月旅行を日本の前沢友作氏(42)と初めて契約したと発表した。前沢氏はインターネット通販のゾゾタウンを運営するスタートトゥデイ社長。飛行は2023年を予定し、実現すれば民間月旅行の顧客第1号となる。

 スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)とともに会見した前沢氏は「とうとう月に行ける。とても興奮している」と英語で話した。世界から芸術家6〜8人を招待して同行してもらうと明らかにした。

 BFRは全長118メートル。計画では打ち上げ後、上段約55メートルの宇宙船部分が切り離され、3日目に月付近に到着する。月の近くを通り過ぎながら月越しに日の出ならぬ「地球の出」を見て、6日目に地上に帰還。前沢氏は「月を間近で見たり、丸い地球を見たりしたときの感動を多くの人と分かち合いたい」と話した。(共同)