Thursday, June 25, 2026 7:19 AM
デーナ、イートンのモビリティー事業を統合へ
デーナは、堅調なアフターマーケット需要を背景に事業拡大を目指して、産業機器大手イートン(米・アイルランド)のモビリティー事業を約51億ドルで統合する。オートモーティブ・ニュースが伝えた。
統合は「リバース・モリス・トラスト(RMT)」と呼ばれる手続きで行われ、イートンがモビリティー部門をスピンオフし、それをデーナと合併させる。イートンの商用車向けトランスミッション、エンジン関連製品、排ガス関連製品と、デーナのパワートレイン、熱管理、シーリング技術が統合される。
新会社はDana Inc.となり、企業価値は100億ドルを超える見通しで、イートンの株主が50.1%以上、デーナの株主は約49.9%を保有する。
CEOにはデーナのバイロン・フォスター氏が就任し、最高財務責任者(CFO)はティモシー・クラウス氏が続投する。取引完了は2027年1〜3月期の予定で、その後24カ月以内に年換算で2億5000万ドルのコスト相乗効果を見込んでいる。
インフレや新車価格の上昇で、米消費者は保有する車両をできるだけ長く使う傾向にあり、自動車の交換用部品の需要は堅調に推移している。同時に業界は、米国の関税によるコスト上昇圧力や不透明なEV市場環境にも直面しており、自動車メーカーはEV計画の先延ばしや縮小を進めている。
イートンは今年初め、不振の自動車関連事業を分社化し、より収益性の高い人工知能(AI)活用の電力システム、航空宇宙、防衛関連の各事業に経営資源を集中する計画を発表した。